令和6年3月25日、阿南市議会は3月定例会を開き、重要な議案が審議された。
中でも、副市長の選任が注目された。岩佐 義弘市長は、平井琢二氏を副市長に適任とし、議会に同意を求めた。平井氏は36年にわたる県庁勤務を経て、この重要な役割を引き受ける。
農業委員会委員の任命も重要な議題となった。議会に提出された第45号から第63号までの19件の議案が一括して可決された。農業委員会の委員は、地域の実情に精通しており、農業発展に貢献することが期待されている。
さらに、「放課後児童クラブの運営の改善を求める請願」が全会一致で採択された。これは、保護者からの要望を受けたもので、クラブの運営改善が急務とされている。
議会では他にも、令和5年度阿南市一般会計補正予算や令和6年度予算が提出され、多くの質疑が行われた。特に、耐震化対策やバス運行の問題が提起され、今後の改善策が求められた。
市長は、能登半島地震への支援状況も報告。職員の派遣や義援金が集まっていることを伝えた。物価高騰対策支援金についても、給付が進んでおり、その結果、2万9千675件の申請を受け付け、94.79%の家庭が支援対象となっている。
このように、阿南市議会では市民生活に直結する重要な案件が審議され続け、令和6年度の様々な施策が実施される予定である。市長と副市長は、市政の運営に尽力することを公約した。
市民の皆様に対し、今後も丁寧な施策の進行が期待される。議会の審議結果が市民生活に良い影響を与えることが望まれる。