令和2年12月18日、那賀町役場において、令和2年度那賀町議会の定例会議が開催された。この会議では、さまざまな議案が審議され、重要な予算措置が承認される運びとなった。
当日は、14名の議員が出席し、議案第108号から第120号までの7件に関する審査が行われた。主な議題には、一般会計の補正予算や特別会計の補正予算が取り上げられ、理事者からの詳細な説明が求められた。
まず、議案第108号「令和2年度那賀町一般会計補正予算(第6号)」に関して、連記かよ子総務文教常任委員長は「総務費、ICT推進費の保守管理業務について、保守料が3ヶ月分の年額として計上されている」などと述べた。委員からは「なぜ数量と単価が一致しないのか」との質疑があり、理事者側は「移行時期の遅れによるものである」と答弁した。
次に、教育費に関する質疑では「阿井公民館の消防施設修繕計画がどのように実施されるか」が焦点となり、理事者は「点検を実施し法令遵守を目指す」と答えた。
また、議案第109号「国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)」や議案第110号「国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第4号)」についても審議が行われ、すべての原案は可決された。各委員長の報告に対する質疑や討論は行われず、スムーズに進行した。
ん議会改革についても議論され、「建築に関する議会の関与を強化することが求められている」ことが報告された。柏木岳議会改革調査特別委員長は、今後の計画や議会議員としての専門性を高める必要性を強調した。
最後に、坂口博文町長は「すべての議案が可決されたことに感謝し、今後も町民に寄り添った行政を進める」と述べた。特に、コロナウイルスに関連する施策において、慎重な対応が求められていることを明言した。
以上のように、12月定例会議では、那賀町の重要施策に関わる多くの予算が承認され、今後の施行に向けて町の取り組みが進むことが期待される。