令和4年9月、那賀町議会は定例会議を開き、複数の議案を審議しました。
中でも特に注目されるのは、育児休業に係る条例の改正です。これは、育児休業の取得回数の制限を緩和し、育児参加のための新しい休暇を導入するものです。葛木幸男総務課長は、制度改正によって柔軟な取得が可能になることを説明しました。「育児休業の取得が2回に分けて取れるようになり、父親も産後に休暇が取得できる」と強調しました。
また、那賀町の社会体育施設関連では、体育館の解体に伴う条例情報の修正が行われました。高岡勇人教育次長は、この改正が地域住民の利用を考慮したものであると説明し、地域のスポーツ振興に寄与する意義を示しました。
さらに、那賀町の観光施設に関する条例の改正も承認されました。蔭野祥文にぎわい推進課長は、高の瀬峡平の里売店の廃止や、新たに成瀬地区の公衆トイレを追加することを明らかにしました。「観光地としての利便性を向上させるための措置です」と述べました。
また、坂口博文町長は、令和4年度一般会計補正予算についても説明しました。一般管理費や集落支援員事業の拡充が盛り込まれたことを明かし、地域活性化への期待を述べました。各種の施設整備や助成金についても支援を続ける考えを示しました。