令和2年1月17日、那賀町議会において定例会議が行われ、重要な議案が審議された。
会議冒頭、古野司議長は阪神淡路大震災の教訓を忘れず、防災の重要性を訴えた。
この会議では、令和元年度の補正予算として、一般会計補正予算が提案された。坂口博文町長は、一般会計補正予算において、歳入と歳出をそれぞれ4,027万円追加し、総額124億5,621万2,000円とする案件を説明した。
具体的な内容として、民生費の老人福祉費に鷲敷デイサービスセンターの維持修繕費49万7,000円、用地購入費800万円などが計上されている。
さらに、町長は教育費に関しても重要な補正を含むと述べ、デジタル教科書の導入についても言及した。教育次長の福多士郎氏は、新年度から小学校でのデジタル教科書の使用が始まることを説明し、デジタル教科書の必要性を強調した。
議案第二号の集落排水事業特別会計補正予算も提出され、相生地区の修繕工事費185万3,000円が必要とされている。これに対し、回答した北谷禎文環境課長は、施設の修繕が急務であるとの認識を示した。
一方、工事請負契約の議案についても審議が進み、坂口町長は台風災害からの復旧工事として、南川線1号箇所についての契約締結を求めた。
最後に、坂口町長は、ふるさと寄付制度に関し、寄付金を有効活用し、地域のために尽力することを確認した。議会はすべての議案を可決し、会議は散会となった。議会担当者は、今後も防災や教育問題の重要性をふまえ、町民の信頼に応える施策を進める意向を示している。