令和3年9月、那賀町議会が開催され、様々な議案が審議された。
この定例会では、主に町の条例や予算案について話し合われ、特に過疎地区における支援策やコロナウイルス対策が重要なテーマとして浮上した。
坂口博文町長は、「那賀町過疎地区の指定」に伴う改正条例案について説明し、過疎地域の持続的発展の支援を強調した。新しく設けられる税制優遇措置は、特に地方経済の活性化に寄与する可能性があると述べ、具体的には製造業やサービス業が対象となる。
さらに、町長はコロナウイルスワクチン接種の進捗状況についても報告し、9月末までに希望する町民全員に接種を完了する目標を掲げたことを明かした。
他にも、議案第68号として「那賀町総合交流促進施設条例」の一部改正が提案され、利用料の上限が設定されることが承認された。幾田博行にぎわい推進課長は、「現行の料金体系を見直し、上限を設けることで、今後の運営が安定的になり、利用者にも配慮されることになる」とコメントした。
予算案では、公共インフラやサービス向上のために、一般会計に加え国民健康保険特別会計など、様々な部門で5億8,563万円の補正額が盛り込まれた。これにより、特に移住支援の強化が図られる。