令和4年2月の那賀町議会定例会が18日に開かれ、補正予算が承認された。主な内容には一般会計や特別会計の補正が含まれており、町長の坂口博文氏は新型コロナウイルス感染症への対応を強調した。
この定例会では、令和3年度那賀町一般会計補正予算(第8号)について審議された。総額117億1,139万8,000円に達し、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業として、地方創生費に2億1,860万円が追加された。国の補正予算に応じたものであり、14事業に対する補正が行われた。
次に、令和3年度那賀町国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第5号)が発表され、歳出予算も634万3,000円追加された。この予算は木頭診療所の空調設備に関わる事項であり、コロナ対策として特に重要視されている。さらに、ケーブルテレビ事業特別会計補正予算(第3号)も承認され、コロナ関係の新たな取り組みとして事業が計上されている。
住民課からは、町内の新型コロナウイルス対策として交通費補助を含む施策が紹介された。これにより、町民がより迅速にワクチン接種を受けることが可能になるとも説明された。
また、議会改革特別委員会の中間報告も行われ、「那賀町にずっと住んでいたい」と考える新成人が減少している現状が指摘された。
坂口町長は、議案可決に感謝し、補正予算の内容を町民に向けてわかりやすく説明する必要性を示唆した。