令和3年8月那賀町議会定例会議が開かれ、重要な議案が提案されました。中でも、一般会計補正予算案が注目を浴びており、町長の坂口博文氏が説明に立ちました。
この補正予算の主な内容は歳入歳出に5,740万1,000円を追加するもので、総額は101億9,609万9,000円に達する見込みです。
この追加予算には、敬老会等の行事に必要な477万2,000円が計上されており、古野司議長も「今年度はいつも通り9月に敬老会を実施する計画」と発言しました。
また、地域特産品を新たに開発する「クラフトビール開発事業」も議題に上り、三好俊明まちひとしごと戦略課長が説明を行いました。この事業は元々、徳島大学と連携したもので、地域産クラフトビールを地元特産物を用いて醸造しようとする試みです。
田村信幸議員は「那賀町におけるクラフトビール開発が実現するのか」と疑問を呈しましたが、坂口町長は「将来的には町内で原料生産も視野に入れる」と語りました。
さらに、工事請負契約の締結に関する議案も可決され、那賀町学校給食センター新築工事に関して、議会の承認が得られました。これにより、より質の高い教育環境の整備が期待されます。