令和4年6月の那賀町議会定例会が開催され、町政に関する一般質問が行われた。議員からは、まず新型コロナウイルス感染症対策について様々な意見が寄せられた。
特に4回目のワクチン接種についての質疑が多く見受けられた。町長は高齢者に対しては接種を奨励しているものの、他の年代においては慎重な姿勢を示している。ここでの課題は、接種率が伸び悩んでいる若年層の動向である。町として、広報活動の強化などに努めており、今後も高い接種率を維持するよう対策を講じると話された。
また、物価高騰問題については、他市町に見られるような独自の経済対策として、商品券の配布や生活支援について議論がなされた。町長は、様々な支援策を検討しており、特に低所得者層への施策についても配慮していく意向を示した。
議題の一つであるウインディック相生については、現在の管理状況が説明された。建物周辺の草木の手入れが行き届いておらず、改善が求められるとの意見があがった。議員からは、地域イベントを通じて利用促進を図るための地元住民との協議を提案する声もあった。
さらに、那賀町のふるさと留学制度についての報告も行われ、現時点で3家族が制度を利用中であることが確認された。今後、より多くの世帯が利用できるよう広報活動の充実に取り組む必要があるとのとの意見も共有された。町側は、これらの経済的施策や制度を通じても、多様なニーズに応えられるよう取り組んでいると強調した。