令和5年9月26日、那賀町議会は定例会議を開催し、重要な議案が審議されました。
中でも、令和5年度那賀町一般会計補正予算(第4号)は、特に注目を集めており、各委員の議論が活発に行われました。総務文教常任委員長の静好洋氏は、「一般会計補正額が大きく、適切な資金の投入が求められる」と述べました。今回の予算案は、町内の備品調達に対する質疑が多く寄せられました。特に、鷲敷体育館に必要な事務用備品の費用が重視され、「高額な購入を避けるべき」との意見が多く聞かれました。
具体的には、修正動議が出され、備品の購入費用を3割減額する提案がありました。発言した重陵加議員は「社会環境の厳しさを考慮し、住民感覚と合致した予算であるべき」と強調し、コスト削減の重要性を訴えました。賛成意見も多く寄せられた中で、この修正案は最終的に否決され、一般会計補正予算は原案通り可決されました。
また、ラジオ難聴地域の解消についても重要な議題として取り上げられ、地元のラジオ局の電波が届かない地域に対し、早急な対策が求められました。意見書が採択され、今後の対応に期待が寄せられています。
その他の議案についても順次審議が進められ、特別会計補正予算や決算の認定も行われ、透明性のある運営が求められました。議会は自治体の透明性と住民の声を反映させるべく、引き続き努力する必要があります。特に、町の人口減少に対し、効果的な施策の実施が求められるなかで、議会の活動はますます重要になっています。