令和5年10月16日に開催された那賀町議会定例会議では、重要な議題がいくつか取り上げられた。
最初に、議案第68号として「令和5年度那賀町一般会計補正予算(第5号)」が審議された。橋本浩志町長は、歳入歳出それぞれ1,261万2,000円を追加し、予算総額を117億1,422万5,000円にする内容を説明した。主な内容には、林道維持修繕費500万円や観光施設景観保全工事130万9,000円などが含まれている。
続いて、議案第69号および第70号が一括で審議された。町道蔭谷線改良工事に関する議案第69号では、橋本町長が8,932万円で有限会社橋本土建との契約締結を求めた。続く議案第70号は、林道施設の災害復旧工事において、1億7,930万円で株式会社小野組との契約締結が提案された。両議案とも、全体で可決された。
報告事項では、専決処分に関する報告が行われた。報告第29号では、防災事業に関わる橋梁架設工事の変更契約について、変更後の請負金額が9,632万2,600円となり、増額は292万5,000円であることが共有された。続いて、損害賠償に伴う報告が2件行われ、山腹からの落石に係る事故に対し、5万2,921円の賠償が認められた。また、固定資産を利用した事故の賠償についても報告された。
最後に、医療体制特別委員会からの中間報告があり、今後の提言案に向けた協議が進められることが確認された。議長は、会議の終わりに出席者や町民への感謝を表し、議会の無事な運営を振り返った。