令和5年2月、那賀町議会の定例会議が開催されました。
議会では、議員の政治倫理条例や傍聴規則の改正が承認され、特別委員会の設置も決定しました。
連記かよ子議長は冒頭、トルコ・シリア地震の犠牲者に対し、哀悼の意を表明しました。その後、当日欠席した田村信幸議員の報告があり、監査委員による監査結果が報告されました。
本会議では、最初に「会議録署名議員の指名」が行われ、議長により野口穗議員と静好洋議員が署名議員に選任されました。続いて、那賀町議会議員政治倫理条例の一部改正が討論に入ります。古野司議会運営委員長は、地方議員のなり手確保に向けた改正の説明を行い、「議員の請負状況の透明性を確保する必要がある」と強調しました。質疑は無く、原案は賛成によって可決となりました。
次に、「那賀町議会傍聴規則の一部改正について」が提案され、柏木岳議会改革特別委員長が改正内容を詳細に説明しました。「現代に即した表現にするために、不要な禁止事項を削除することを提案した」と述べ、賛同を求めました。この改正も質疑無く可決されました。
その後、「特別委員会の設置」についても議論が行われました。医療体制に関する特別委員会の設置が決定され、高木健多議員などが選任され、委員会が正式に発足しました。さらに、「議会改革特別委員会中間報告」も行われ、柏木委員長は傍聴規則改正の意義や、専門家を招致する取り組みについて報告しました。
今回の定例会議では、議会改革が進み、傍聴環境の改善が期待される内容が盛り込まれました。議長は最後に、本日の日程のすべてを終了したことを発表し、散会となりました。議員たちが直接市民と向き合う姿勢が再確認される結果となりました。