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美波町、令和3年度補正予算と下水道工事契約を可決

美波町は、令和4年第1回臨時会で一般会計の補正予算案と下水道工事契約を可決。住民への支援策が進む。
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令和4年2月3日、令和4年第1回美波町議会臨時会が開催された。

この会議では、2つの主要な議案が審議された。美波町の影治信良町長が提出した補正予算案と公共下水道工事に関する契約案である。

はじめに、同議会では専決処分に関する議案第1号が取り上げられた。影治町長は、令和3年度の一般会計補正予算について説明を行い、歳入歳出それぞれに5,560万円を追加し、総額で72億649万7千円にすることを報告した。これは企業版ふるさと納税の寄付金を基金に預け入れるためのものである。さらに、議案第1号の専決第1号では、歳入歳出それぞれに1億5,893万2千円を追加し、合計で73億542万9千円とする内容が示された。これは住民税非課税世帯への臨時特別給付金を支給するためのもので、各世帯に10万円の現金を支給する予定である。

また、影治町長は「福祉灯油購入費助成事業」の実施についても言及した。この事業では、生活困窮世帯に対して一世帯あたり2千円を助成する方針である。これは県と町が50%ずつ負担する形で進められる。

次に、議案第2号として令和3年度公共下水道事業日和佐処理区汚水管渠工事の契約締結についての審議が行われた。建設課の鶴木敏夫課長が工事の目的と方法について詳しく説明した。契約金額は5,632万円であるとされ、入札は三度行われ、最終的に入札者が株式会社菊谷組一社となったため、随意契約に至ったという。この工事は令和4年3月31日まで実施される予定である。

議員たちからは、特に住民への周知についての質問が相次いだ。福祉灯油購入費助成事業についての情報発信がどのように行われるかが問われ、福祉課の大三千晴課長は、対象者への個別通知を計画していることを明らかにした。議会では、議案が反対意見もなく、全員賛成で可決された。

この臨時会では、経済対策及び福祉向上に向けた取り組みが審議され、町民の生活支援を図る意義が強調された。特に新型コロナウイルスの影響による厳しい状況下で、これらの施策がどれだけ地域に寄与するかが関心の的となっている。

議会開催日
議会名令和4年2月美波町議会臨時会
議事録
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