令和2年第4回美波町議会定例会が開催され、複数の条例案や補正予算案が審議された。
会議では、職員の給与に関する条例の一部改正が行われ、期末手当を0.05か月引き下げることが提案された。総務課長の浜孝至氏は、約414万円の影響があると説明し、議員からの質問に詳細に答えた。議案第57号は賛成多数で可決された。
また、美波町国民健康保険税条例の一部改正、子どもはぐくみ医療費助成条例の改正なども議題に上がり、特に医療助成に関しては対象者の拡大が図られることが決定した。これにより、より多くの家庭が助成対象となります。
議案第70号では、日和佐浦西線の排水路改修工事についても議論され、老朽化した設備の維持管理が重要視されている。建設課長の鶴木敏夫氏は、入札合格者に株式会社亀谷建設を選定したと報告し、この工事は地域の災害時避難路でもあり、重要なプロジェクトであることを強調した。
その他の補正予算議案も提案され、一般会計は約1億4千万円の補正予算が承認され、特にコロナ禍に対する対策や地域の必要施策の実施が重要視される中、今後も町民生活の安定を目指していくとした。特に、新型コロナウイルス感染症への対応が進みつつある一方で、警戒感は依然として残るため、住民への情報提供や安全確保に努めることが確認された。
この定例会は、議会運営委員会を経て、創生基金条例の制定も含まれ、今後の美波町の発展に寄与することが期待される。町長は、今後も議員と共に地域の発展のため尽力していく意向を示した。