令和元年6月14日の阿南市議会定例会で、市政に対する一般質問が行われた。この会議では、自衛隊の募集協力に関する問題の他、地域の防災対策や文化施設の整備について様々な意見が交わされた。
保岡好江議員は、自衛隊の募集に際し地方自治体の協力について触れ、自衛隊の存在を憲法上明確に位置づけることが地方自治体に与える影響について質問した。これに対し、岩浅市長は地方自治体は法令に則り事務処理を行っていると述べ、国の政策に対する理解を示した。
また、牛岐城趾公園に関する管理状況について、保岡議員は公園の管理と整備について質問し、同公園が地域の交流の場であることを強調した。都築建設部長は、公園の管理運営について富岡商店街協同組合に委託し、地域の活性化に貢献するよう努めていると述べた。
さらに、新居教育長はゲーム障害問題に言及し、学校では生活習慣の見直しやゲーム利用の適切さについて教育していることを説明した。また、スクールカウンセラーの配置状況についても説明され、教育現場での重要性が強調された。
この他にも、津乃峰町のハローズ店舗計画に関連する議論や、打樋川の浸水対策に関する発言もあり、気象変動の影響を考慮した総合的な治水対策が求められている。議員は、全ての市民が安心して暮らせるよう、具体的な対策を求めている。