令和元年6月の阿南市議会定例会が開かれる中、重要な議題が多く取り上げられた。
議会は、22件の市長提出議案を一括して議題とし、全会一致での可決がなされた。
特に注目されたのは、教育に関する議案である。
岩浅嘉仁市長は、新居正秀教育長の後任に稲村健一氏を任命する旨を提案した。新居氏は、教育行政において重要な役割を果たしてきたとし、感謝の意が表明された。
稲村氏は、教育に関する豊富な経験を持っており、その適任性が強調された。
また、第19号議案では、教育委員会委員の任命が提案され、多田敏子氏が選任された。この任命においても、長年の教育経験が評価され、全議員から同意が得られた。
議会では、請願第2号として「核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書」が採択され、賛同する声が多く上がった。この背景には、過去の平和擁護宣言を重視する意見もあった。
市長は、議会の協力に感謝の意を述べつつ、今後の市政運営において議員からの意見を反映していく考えを示した。教育長の退任による挨拶では、新居氏がこれまでの思いを語り、市議会との良好な関係を強調した。
この議会は、今期の大きな成果となる議案が通過し、教育に関連する制度改正などの前進があったことが際立った。市民に対しても、より良い教育環境の提供への期待が高まっている。