令和5年阿南市議会12月定例会が開催された。
主な議題に関し、議長藤本圭議員は、岩佐市長就任に際してお祝いの言葉を述べた。それに対し、岩佐市長は市政運営に向けた決意を表明した。当日は、29日間の会期設定が承認され、18件の令和4年度各会計歳入歳出決算認定が一括して審議された。
決算認定では、こども医療費助成事業について、委員から阿南市の実質負担額が2億1,066万9,539円であることが報告された。それを受けて、次年度から県が助成対象年齢を拡大することに伴い、市の負担が減少する見込みであり、その減額分を子育て支援施策に活用するよう要望があった。
ケースに関しては、危険廃屋除却支援事業に関する質疑が行われ、理事者側は補助対象建築物の選定基準について説明を行った。市は老朽化した危険廃屋が今後増加すると見込んでおり、対応を求める声が強まっている。特に、2024年度の予算計画には、危険廃屋除却に特化した支援策が盛り込まれる可能性が示唆されている。
次に行われた議長および副市長の選任や、常任委員会委員等の選任も進められ、特に副市長には西田修氏が選任された。岩佐市長は、西田氏の豊富な経験に期待を寄せ、市政の発展に大きな役割を果たすことを願っていると述べた。
このように、12月定例会は新たな指導力のもと、市民の生活向上と市政のさらなる発展へ向けた議論が重ねられた。それゆえ、市民の声を反映した公共事業や地域振興策の充実が求められている。今後も議会の動きには注目が集まる。