令和2年12月10日、阿南市議会にて重要な市政への一般質問が行われた。発言を行った福谷美樹夫議員は、政策監2名体制の是非や市政運営の透明性について言及した。福谷議員は、表原市長が過去に述べた「スリムな体制による市政運営」の約束と政策監の任命が矛盾していると指摘した。政策監2名体制を設けることは、当初の市長の意向に反するのでは、と疑問を呈し、地域の信頼性を損なうのではないかと懸念を表明した。
表原市長は、政策監の任命過程が透明であり、特別職として市政の発展への貢献を期待していると語った。また、政策監を設けることは市民に対する責任を果たすための重要な一手であると強調した。市長は、「議会との緊密な意思疎通と市民ニーズの把握が必要」だとも考え、市政発展のための対話と協力を呼びかけた。
さらに、福谷議員は阿南市副市長定数条例の現状も取り上げ、副市長の人数に関する議論が必要であるとした。阿南市では、条例に基づき本市の特別職の体制について議論が続いている中、そのスリム化を求める声が高まっている。
次に質問は新型コロナウイルス感染症対策にシフト。福谷議員は、今後の冬季におけるウイルスの影響を懸念し、市民健康の維持を訴えた。市長は、市民の協力のもと、しっかりと感染症対策を講じるとし、予防策の強化に努める考えを示した。
事業仕分けにおいては、福谷議員が実施された阿南版事業仕分けの効果と今後の市政への反映について質問をした。市長は、出来る限り市民の声を取り入れ、今後の施策に生かすように努めるとの意向を示した。