令和4年8月5日、阿南市議会第1回臨時会が開催された。
今回の会議では、令和4年度の一般会計補正予算案と不当利得返還請求に係る訴えの提起が議題に上がった。
特に、補正予算案はコロナ禍での物価高騰に対する支援策が充実しており、市民の関心を集めた。
市長の表原立磨氏は、初めに新型コロナウイルスの感染報告を行った。7月19日に陽性が確認された後、自宅療養をしていたという経緯を説明。感染状況については、特に子供の感染者数が急増していることが報告された。
さらに、表原市長は補正予算案の内容を述べ、プレミアム付き商品券の発行を提案した。この商品券は、販売額5,000円に対して50%のプレミアムが付き、合計64,000セットが販売される予定であるとした。市民の経済支援につながるとして、期待が寄せられている。
第2の施策には、主食用米の販売価格の低下に対する農業者への支援が含まれている。具体的には、水稲作付面積に応じた金銭的支援が行われる予定であり、効果が期待されている。
第3の施策では、漁業者への燃油価格高騰対策が進められる。市長は、国家のセーフティーネット制度と連携し、この支援についても説明を行った。
第4の施策には、路線バス事業者への支援が盛り込まれ、これもまた市民の日常生活を支える重要な施策として位置づけられている。
また、不当利得返還請求に係る訴えの提起について、市長はその必要性を強調し、議会の協力を求めた。これは介護保険事業に関連する問題であり、適正な時期に訴訟を行う必要がある。
議会では、補正予算案は全会一致で可決され、政策の円滑な実施が期待される。市長も最後に謝意を表明し、議会の意見を今後の市政に生かしていくと誓った。このように、本臨時会は市民の生活を支援する重要な転機となることを目指して開催された。