令和5年6月13日、阿南市議会で市政に対する一般質問が行われ、様々なテーマが取り上げられた。
今議会では、表原市長が新型コロナウイルス感染症危機に対する市政運営の苦労を語り、住友進一議員の質問に対し、市長就任以来の成果について述べた。
市長は、令和3年度からの行財政集中改革プランについても言及した。特定目的基金の見直しを進め、財政健全化のための速度感を持った取り組みが重要であるとされる。
港区との交流や連携についても、特に阿南市の特産品を利用した小学校給食への取り組みが進められており、住友進一議員はさらなる拡大を求めた。
また、対話型AIチャットGPTの導入をめぐる質問があり、表原市長は慎重な運用を考慮しつつも、業務効率化の観点から必要な活用を図る姿勢を示した。
阿南駅周辺のまちづくりに関しては、新図書館の設置が急務であるとの認識が議員から示された。具体的には、武蔵野市の魅力を参考にした施設の役割やコミュニティの創出が求められた。さらに、現動施設の老朽化が指摘され、地域の教育環境や行政サービスに影響を与えている現状が浮き彫りとなった。
放課後児童クラブの運営や、道の駅公方の郷なかがわのリニューアルについても言及され、地域住民の意見が重要視される中で、効果的な運営と支援が求められている。
また、環境への配慮が求められる中で、脱炭素化支援に関する新たな地域づくりについても論議され、持続可能な社会の実現に向けた取組の必要性が強調された。
最後に、【星加議員】は、学校給食の質を保ちながら、保健福祉部長との連携を深めて、食材の高騰に対する対策を要望した。今後も市民生活にダイレクトに影響を及ぼす政策について、市政運営における信頼感と透明性の向上が求められるとされた。