令和5年3月阿南市議会定例会が開催され、様々な議案が審議された。
本定例会では、第1号議案から第48号議案までが一括で議題となり、全会一致で可決された。議案の中には、令和5年度の一般会計予算が含まれ、特に環境保全型農業の支援や、地域の医療拡充に関する事業が注目を集める結果となった。
産業建設委員会の武田光普議員は、4億円を超える予算計上について、工事の実施時期とその背景を訊ねた。これに対し、理事者からは日亜化学工業株式会社からの寄附に基づくものであり、寄附の有効活用を図るためであるとの説明があった。
また、文教厚生委員会の渡部友子議員は、小学校トイレの洋式化計画に関し、どの学校が対象になるのか質しました。理事者からは、富岡小学校と桑野小学校が令和5年度に洋式化される予定と答弁され、5年間で全小中学校の洋式便器設置を目指す意向が示された。
市長の表原立磨氏は、監査委員の選任案件についても言及し、鈴木諫氏の後任として桒村誠氏を推薦し、議会の同意を求めた。彼は長年にわたり行政経験を有し、適任であると強調した。
さらに、会議では人権擁護委員についての候補者推薦も行われ、委員からの質疑が続いた。人権擁護の重要性を語る発言が多く、その選任案も全体で可決され、来月以降の活動が期待される。