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矢板市議会、第388回定例会で議案全可決 マイナスの市民負担増の懸念も

矢板市の第388回議会では全議案が可決され、議員20年在職の表彰も実施された。市民の負担増加に懸念が寄せられる場面も見られた。
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令和5年6月22日、矢板市にて第388回定例会議が開催された。

本議会では、議案の審議が行われ、特に石井侑男議員の20年在職の特別表彰が注目を集めた。任期中、石井氏は市政に大きく貢献し、各議案の可決にも尽力した。

議長の佐貫薫氏は、石井議員のこれまでの功績を称え、市長もお祝いの言葉を述べる。市長の齋藤淳一郎氏は、特にコロナ禍における迅速な補正予算審議に対する感謝を強調した。20年という長い任期を経て、新たな決意も示されることとなった。

今回の議会では、議案第1号から議案第4号、議案第22号から議案第26号の審議が行われ、全て原案通り可決された。特に、議案第4号の城の湯やすらぎの里設置及び管理条例の一部改正は利用料の値上げを含み、市民に影響が予想される点について質疑が行われた。

この議案の一部改正は、観光振興を目的にしており、既存の福祉・健康増進からの方向性転換が問題視された。議員の森島武芳氏は、利用者負担の増大や市民福祉の軽視に懸念を表明。市は、観光振興が地域経済の活性化に寄与すると回答した。

さらに、議案第23号では教育関連施設としての財産取得が提案され、そのコストに対しても議論が交わされた。この費用は3,382万円であり、取り扱いに慎重な検討が求められる。

また、各常任委員長が審査結果を報告し、全案において全会一致で可決された。市長は、質疑に対し誠実に対応する意向を示し、今後の施策に反映させる考えを述べた。

定例会は、今後の運営に重要な方向性を示すものであり、議員たちの熱心な質疑が行われることで、市政に対する監視機能が確認される場でもあった。今後も市民との協力を重視し、持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みが求められていくと見られる。

議会開催日
議会名令和5年6月矢板市第388回定例会議
議事録
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