令和6年第3回那須町議会定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。
町長の平山幸宏氏は、議会開会に際して、町政への支援に感謝の意を表明した。また、観光客数が昨年より21.68%増加し、46万5,000人に達したと報告した。
今回の議会では、繰越明許費の報告と、税条例や保険税条例に関する専決処分が重点的に討議された。特に、令和5年度一般会計の補正予算(第10号)については、予算総額を147億5,730万円とし、歳入歳出それぞれに1億4,130万円を追加することが提案された。
さらに、那須未来株式会社の経営状況報告も行われ、総収入が4億3,732万7,117円、総支出が4億2,617万6,865円であることが示された。当期純利益は1,115万252円となり、地域活性化に貢献することが期待されている。小山田典之議員は、受贈益について質疑を行い、事業の利益状況について詳しく検討した。
報告第4号では、一般財団法人那須町農業公社の経営状況が紹介され、令和6年度の事業計画及び収支予算も報告された。農業振興と持続可能な農業構造の実現に向けた取り組みが強調された。
議案第1号と第2号も可決され、那須町税条例及び国民健康保険税条例の改正が承認された。地方税法の改正に伴い、税の減免規定が見直され、軽減措置の対象拡大が図られた。
本日も引き続き、町有財産の取得や処分に関する議題が可決され、地域住民の生活安全に向けた取り組みが進められた。
このように、那須町議会では地域振興や住民福祉に寄与するため、様々な施策が議論されている。今後も地方創生に向けた積極的な取り組みが期待される。