令和6年6月、那須塩原市議会は定例会議を開催した。
本会議では、星宏子議員が「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」に関する質問を提出した。これには、全国での不登校児童の支援体制を強化する施策が含まれており、教育じょうぎょうや校内支援センターの充実を求める内容があった。
当該施策について、教育長の月井祐二氏は、現在本市において相談室や心の教室を設置し、児童生徒の支援を行っていると述べた。また、不登校の子どもたちが安心して学べる環境づくりが進んでいることも強調された。
次に、「地震10秒診断」についても質問があり、教育長は防災対策に力を入れていることに触れ、今後の展開に期待を寄せた。
加えて、持続可能な防犯灯についての議論が交わされた。齊藤誠之議員は、家庭や地域の電気代の負担が不公平になることを指摘し、自治会と市の役割分担の見直しが必要であると主張した。これに対して、市長は自治会の在り方や条件に合わせて今後も議論を続けていく意向を示した。
最後に、カスタマーハラスメントについては、騒動やクレームによる職員のストレスが深刻化していることに鑑み、職員のためのマニュアル整備が急務であることが確認された。今後、関連データの分析や外部からの情報収集も行う必要があるとし、実施に向けて策を講じる姿勢を見せた。
この会議を通じて、市民生活や教育、災害、地域安全への取り組みが強化されることが期待されている。