令和6年第3回那須町議会定例会が開催された。
本会議では複数の補正予算に関する議案が提出され、全て原案通り可決された。特に、一般会計補正予算(第1号)においては歳出の詳細が議論された。
この補正予算案では、予備費に関する質疑が挙がった。小山田典之議員が、ページ13の予防費に関する財源の内訳について質問した。財政課長の齋藤憲彦氏は、「それは新型コロナウイルスワクチン接種助成金に関連している」と説明した。
また、平山輝貴議員は、クラウドファンディングを通じた事業支援についての質疑を行った。企画政策課長の鬼澤努氏は「クラウドファンディングは今後募集を始め、集まった資金は全額事業体に交付する」と答えた。
続いて、令和6年度那須町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についても審議が行われたが、質疑はなく、すぐに採決に移り可決された。
さらに、議案第12号では、行政手続に関する法律の改正に伴い、個人番号の利用に関する条例の改正が提案された。平山幸宏町長が改正の理由を説明し、質疑の後に本案も可決された。
最後に、令和6年度一般会計補正予算(第2号)が提案された。これにおいては、物価高騰に伴う低所得者支援策が盛り込まれており、町長は「2億4,190万円を追加する」と述べた。
全ての議案が可決した後、町長は議会の協力に感謝の意を示した。那須町は今年70周年を迎え、町の発展に向けた取り組みを引き続き進めていく考えを強調した。議会は無事終了し、議員たちに健康を祈りつつ閉会が宣言された。