令和3年9月22日に開催された第369回矢板市議会定例会では、重要な議案が全会一致で可決された。
議案第7号から第13号までの審査を行い、高瀬由子決算審査特別委員長が決算状況について詳細な報告を行った。各議案に関する歳入歳出の決算額についても報告され、歳入決算額は185億7,669万円に達し、予算現額に対する収入割合は99.4%に留まった。また、歳出決算額は175億5,878万円で、執行率は94.0%との結果が示された。
高瀬委員長は、決算の認定について「新型コロナウイルスの影響で厳しい財政状況が続いており、健全な財政運営を期待したい」と強調した。これは市民の福祉を増進するための施策が重要であることを示唆している。
次に議案第1号から第6号、及び議案第14号から第18号、さらには議案第22号および第23号の報告が行われた。また、高瀬由子総務厚生常任委員長は、全ての議案が全会一致で可決となった経緯を報告。中里理香経済建設文教常任委員長も同様に、議案の採決結果を伝え、重要な施策が承認されたことを述べた。
さらに、最後に陳情についての報告もあり、経済建設文教常任委員会での審査結果が全会一致で採択され、願意が妥当だとの意見が集約された。
閉会に際して、齋藤淳一郎市長が挨拶し、議会活動への感謝を述べた。また、新型コロナウイルス対策への引き続きの協力を求めたことも印象的であった。市長は「市政発展を促進するための皆様のご指導を今後ともお願い申し上げます」と語った。
以上が、議会での主要な活動の概要であり、定例会の審議内容において市の財政運営や市民の福祉の増進に向けた重要な決議がなされたことが確認された。今後の矢板市の施策が、市民にとって有意義なものとなることを期待したい。