令和5年9月21日、第390回定例会議が矢板市で開催された。
本会議では、議案第1号から議案第17号まで、議案第20号及び議案第21号が審議され、すべて可決された。これにより、矢板市の一般会計補正予算や各特別会計の決算認定が得られた。
元来、この定例会は、補正予算に関する重要な議案が多く取り上げられる。例えば、議案第1号では歳入歳出に4億4066万3000円が追加され、予算総額が157億7955万5000円に達した。さらに、議案第2号では32億2844万6000円、議案第3号では35億5200万4000円の補正も行われる。
小林勇治予算決算常任委員長は、審査の結果として「予算の執行が議会の議決に従って適正に行われたか、さらに今後改善を要する点はないかを重点的に審査した」と述べ、各議案の可決を報告した。
一方、森林づくりを推進する条例に関しては、賛成と反対の意見が分かれた。掛下法示議員は「現条例案には不十分な内容がある」と指摘し、規範となるべき具体的条文を不足と捉えた。一方で、小林勇治議員は「基本理念に従った施策の実施計画が重要である」と反論し、本条例の必要性を強調した。
この議会では、特に水道と下水道関連の議案も重視されている。議案第20号では未処分利益剰余金の処理方法について、独自の積立画像などが提案され、全会一致で可決された。議案第21号では、下水道事業会計に関する議案が審議され、再度の可決に至った。
市長の齋藤淳一郎は、すべての議案が可決されたことに感謝の意を表し、「今後の執行に当たり、意見を十分に心に留めて努めたい」と述べた。議会の成果を市民に還元することが期待される中、35件の議案すべてが議決される結果となった。
この結果、矢板市議会は地域発展に向け、さらなる施策の展開を期することとなる。