令和4年12月、第383回定例会議が開催された。本会議では、議案第1号から第17号までの多岐にわたる議案が審議され、全ての議案が採決を受け可決となったことが話題となっている。
まず、議案第1号は歳入歳出に追加で9億4,600万円を計上し、予算総額を156億2,710万円に補正する内容であり、「全会一致で原案通り可決いたしました」と高瀬由子総務厚生常任委員長が報告した。
次に報告された議案第8号は地方公務員法の一部改正に伴うもので、管理監督職の勤務上限年齢を引き上げる内容である。この議案も、全会一致で採決が行われ、「原案のとおり可決」との報告がなされた。議案第10号は印鑑登録証明書の性別欄を廃止するもので、こちらも全会一致で可決した。
そして追加議案第1号では、補正予算が提案され、デジタル基盤改革支援補助金を利用したオンライン行政システム導入のための予算追加が含まれ、経費として2,480万円が計上された。齋藤淳一郎市長は、「この補正予算による取り組みが重要である」と強調し、審議を求めた。これも異議なしで可決となった。
また、議員案1号も提案され、矢板市議会委員会条例の改正が求められた。理由は、定数が15名に改正されるため、組織体制の見直しを行うものである。この議案もまた、全員一致での可決となった。
市長は会議の閉会に際し、全ての議案が無事可決されたことに感謝の意を示し、市議会における指導に対する感謝も述べた。寒さが増す時期だけに、議員には健康を気遣うよう呼びかけられた。
終了時刻は午前11時33分。議会の審議は円滑に進み、地域の発展に寄与する成果が挙げられた形となった。