令和3年9月2日、矢板市議会は第369回定例会を開催した。議案の数は実に23件に及び、議論の中心となる。
本会議では、まず議長の今井勝巳氏が出席議員の確認を行い、15名の議員が出席したことを報告した。また、会議の運営については、8月24日に行った議会運営委員会の結果を基に進められることも確認された。
議会の初っ端から、齋藤淳一郎市長による重要な報告がなされ、補正予算についての説明があった。報告の中で市長は、補正予算には6件の補正予算案が含まれていること、歳入歳出にそれぞれ5億9,570万円の追加計上をすると述べた。具体的には、社会福祉や教育関連への支出が追加されたと説明した。
今回の議事では、特に議案第19号から第21号までの人事に関する案件に多くの時間が割かれ、質疑及び討論が省略され、一括で採決される運びとなった。全議員が起立し、議案は可決された。
また、議員案が提出され、8番議員の佐貫薫氏が提案理由を説明。災害に応じたオンライン委員会開催可能にする改正や、コロナ禍における厳しい財政状況への対策が主な内容であった。この議員案も全員賛成で可決された。
さらには、議案第1号から第18号に関しても質疑が行われず、会期中に各常任委員会に付託されることが決定。これにより、各議案についての審査が一段進む形となった。