令和2年12月の矢板市議会定例会において、全ての議案が全会一致で可決された。
この定例会では、補正予算や条例の改正案など、合計16件の議案が審議された。市長の齋藤淳一郎氏は、審議を経て賛同を得たことに感謝の意を示した。
まず、議案第1号から第5号及び第8号から第16号に関する件が審査された。総務厚生常任委員会の櫻井惠二委員長は、歳入歳出にそれぞれの補正があり、議案全てが原案通り可決されたことを報告した。
議案第1号では、歳入歳出にそれぞれ2億9,660万円を追加計上し、予算総額を181億2,430万円に補正することが決定された。次に、議案第2号では2,647万5,000円の追加計上があり、重要な予算編成が行われていることが強調された。
また、議案第5号は市民が掲示物を閲覧しやすくする仕組みをつくるもので、3か所の掲示場を1か所に集約することが議決されたことも注目される。
さらに、議案第10号においては、片岡市街地整備事業に関連する市営駐車場の配置見直しが行われた。これにより、片岡駐車場が廃止されることが決定した。両委員会の報告を受けて、質疑は行われなかった。
次に、議員案第2号について、宮本妙子議員が防災・減災、国土強靭化対策の推進を求める意見書を提出した。この提案は、昨今の大規模災害の発生を受けたものであり、国に対して十分な予算の確保を求めるものである。議員からの質疑もなく、提案は全会一致で可決されることとなった。
議長の石井侑男氏は、議会の閉会にあたり了解の上で意見の付託を終結した。市長からも閉会の挨拶が行われ、今後の市政における協力が求められた。これにより、各議案がスムーズに議決されたことは、議会の一体感を示していると言える。
今回の定例会で可決された議案は、地域資源の有効活用や社会資本の整備に寄与するものであり、今後の運用が注目される。議会では、議院の健康や協力の重要性が再認識された。