令和3年6月17日、矢板市議会において定例会が開催された。
本会議では、補正予算や条例改正に関連する議案が審議され、全ての議案が可決された。
特に、議案第1号では歳入歳出それぞれ3,650万円を追加計上し、予算総額を133億6,080万円に補正することが決定した。9番議員にあたる高瀬由子総務厚生常任委員長は、この件について「全会一致で原案のとおり可決されました」と報告した。
また、議案第2号から第4号についても同様に全会一致で原案通り可決された。これには公共交通の運営に関連する条例の改正が含まれており、今後の影響が期待されている。
陳情については、村上好司氏からの市道舗装に関する陳情が不採択となり、経済建設文教常任委員長の中里理香氏は「公共性は低い」と説明した。これにより、議事が一層円滑に進む印象を与えた。
さらに、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた生活困窮世帯に向けた支援金の設立を目的とした追加議案が提出され、歳入歳出それぞれ3,090万円を追加計上し、予算総額を133億9,170万円に補正することが市長から提案された。市長の齋藤淳一郎氏は、生活支援に関する経費を追加計上したことを強調し、議員たちに選択の重要性を訴えた。
議会終了後には齋藤市長から感謝の言葉が述べられ、「各議案が議決をいただきまして感謝申し上げます」とのコメントが相次ぎ、議員の健康への留意点も触れられた。これにより、議会運営は順調に進んでいることが示された。
全体として、今定例会では予算に関する重要な議案が通過し、今後の市政運営に好影響を与えることが期待される。