令和1年9月の矢板市議会定例会が開催され、重要な議題として一般質問や議案の質疑が挙げられた。
今回の定例会では、出席議員16名が議事に臨み、特に女性活躍推進や子育て支援についての質問が中心に据えられた。
13番の宮本妙子議員は、矢板市の男女共同参画計画「あいプラン」の進捗状況について質問。「女性の活躍は地域の活力を保つために必要不可欠」との認識を示し、昨年度の進捗状況と課題を議論した。市長の齋藤淳一郎氏は、基本指針に基づき、女性の管理職の割合を増やす努力をしていると述べ、家庭内での男性の役割についても言及した。
また、宮本議員は「子育て支援」と題し、「子ども未来プラン」の進捗を問うた。本市が実施している政策や計画の進捗が報告され、次期計画の策定に向けた準備が進められていることも確認された。市長は、子ども育成に関する環境を整えるため、幅広いニーズに応じた支援策が必要であると強調した。
更に、議案第1号から第18号においても質疑が交わされた。中でも自転車の安全利用に関する条例の策定について気運が高まり、交通問題に対する市の具体策の必要性が各議員から示された。
その後、高齢者の運転免許自主返納の促進策が提案され、特に高齢運転者の事故増加が懸念される中、市の取り組みの必要性が指摘され、市長がデマンド交通の導入も視野に入れた対応を進める方針を示した。
最後に、矢板市としてさまざまな施策が検討され、新たな市民利用の促進やトレーニングの場としてフットボールセンターの活用なども話し合われた。今後も地域活性化と市民の幸せを実現するための事業が進行中であるとの期待が寄せられた。