令和元年12月12日、矢板市議会第359回定例会が開催された。
議会では、議案第1号から16号までの審議が行われ、全ての議案が原案通り可決された。特に、議案第1号は、台風19号による災害復旧経費を含む補正予算についてであり、歳入歳出にそれぞれ1億8,390万円が追加計上され、予算総額が149億9,650万円に修正された。これは全会一致で承認された。
また、複数の条例改正案が審査され、議案第9号から第14号までの改正も全て承認されており、これには国の人事院勧告に準じた給与改定も含まれていた。これに関し、「国に準じた改正を行い、職員の士気向上を図る」と報告したのは、櫻井惠二総務厚生常任委員長である。
一方、陳情第4号「日本政府に香港の『自由』と『民主主義』を守る行動を求める陳情」は、慎重に取り扱うべきとの意見が多く、全会一致で不採択となった。櫻井委員長は「内政干渉となる可能性を考慮し、国への意見表明には慎重であるべき」と強調した。
また、閉会中の継続審査事件についても報告があり、陳情第3号は不採択とされた。議長は「審査において既に舗装工事が行われている事実が確認された」と述べた。議会の有意義な議論が行われた結果、各議案は全会一致で合意され、発展的な市政運営が期待されている。
質疑はなく、全ての審議を終了させ、齋藤淳一郎市長は「市政発展のためのご協力をお願い申し上げる」と挨拶し、会議は無事閉会を迎えた。