令和3年5月20日、矢板市議会では第367回臨時会が開催されました。会議では新しい議長と副議長が選出され、各議案が審議される重要な日となりました。
議長の石井侑男氏が辞職願を提出し、その後の議長選において、今井勝巳議員が指名推選で選出されました。今井議長は、「市民に信頼される議会の構築に向け努力していきたい」と所信表明を行いました。
また、副議長の選挙では、藤田欽哉議員が選出されました。藤田議員は、市民の生活向上を第一義に議会運営に取り組む意向を表明しました。
会議ではさらに、7件の議案が市長から提出されました。特に目を引くのは、市長の専決処分事項に関する4件、及び令和2年度一般会計補正予算(第11号)の内容です。この補正予算は、歳入歳出それぞれ6,750万円減額され、財政の整備が図られました。齋藤淳一郎市長は、教育や消防に関連する経費の減額などを詳しく説明し、経費削減の必要性を強調しました。
議事の途中では議会運営委員会の閉会中の継続審査につき、議会の審議内容を透明性のある形で進めていくための意見が交わされました。この審査は、市民への情報提供と信頼関係の構築を目的としています。
最後に、市長が臨時会の結果を受けて議会の皆に謝辞を述べる場面がありました。市長は「今回の会議を通じ、議会の構成が整ったことを大変嬉しく思っている」と述べ、市政の発展に向けた協力を呼び掛けました。
矢板市議会は、今後も市民との対話を重視し、開かれた議会を目指していく姿勢を示しています。