令和3年6月の定例会において、議会運営や新しい議案についての審議が行われた。
会議は午前10時に開会し、議長の職務を藤田欽哉副議長が担った。出席議員は15名であり、定足数を満たし会議が成立したことが確認された。また、表彰状の伝達が行われ、今井勝巳議員が議員在職25年、佐貫薫、関由紀夫、小林勇治の各議員が在職10年の表彰を受けた。
議長交代後、今井勝巳議長が再開した。彼は、市長からの祝辞を受けた後、受賞各議員がそれぞれ感謝の意を示した。佐貫議員は、「これも市民の皆様のご支援の賜物である」と述べ、初心を忘れず全力を尽くす意向を述べた。関議員も「地域発展のため努力していく」と発言した。小林議員は、「自己研鑽に努め、市民の負託に応えていく」と決意を示した。
続いて議事運営について、会期が6月4日から6月17日までの14日間に決定されたと報告された。佐貫薫議会運営委員長が審査結果を説明し、議会の運営における透明性を強調した。市長から提出された議案として、補正予算1件と条例の一部改正3件が挙げられ、それぞれの内容が説明された。具体的には、令和3年度矢板市一般会計補正予算において、歳入歳出にそれぞれ3,650万円が追加計上されることや、公共交通の整備に伴う条例改正に関する情報が共有された。
また、給与や福利厚生の見直し等に関する報告も行われ、これにより職員のモチベーション向上を図る考えが示された。議長は、これらの議案に対し慎重な審議を求めた。最後に、議事は終了し、6月の会議が休会に入ることが確認された。
本定例会は市のさまざまな取り組みを確認する貴重な機会として注目されている。議会の合意形成や改革への姿勢が今後の課題として浮かび上がった。