那須塩原市議会の12月定例会議が開催され、森本彰伸議員がデジタルデバイドについて質問した。
デジタル化が進む中、取り残される市民への対策が求められる。森本議員は、市民全体がデジタル化の恩恵を受ける必要性を強調した。市長の渡辺美知太郎氏は、その進捗状況や今後の方針について具体的に答弁した。
まず、森本議員は、「デジタルデバイド対策についてどのように進めているのか」と質問した。これに対して、渡辺市長は、那須塩原市が取り組むデジタル化の進展や、特にDX推進戦略を採用した結果、オンラインサービスの強化が進んでいると説明した。その中でも、行政サービスのデジタル化は特に重要であり、市民のニーズに応える政策を実施中であると述べた。
続いて、相馬剛議員が新たなスポーツツーリズムの開発について質問。スポーツコミッションの設立や、アウトドアスポーツの可能性について話を広げた。具体的には、塩原ダムの周辺地域におけるスポーツ環境の整備や利用促進を提案し、観光資源としての活用が期待されるとした。市長は、観光庁からの評価も反映しつつ、地域連携を図りながら新たな価値を見出す姿勢を示した。
次に、自転車の安全な利用に関する条例について益子丈弘議員が質問。自転車損害賠償責任保険への加入率やヘルメットの着用状況を問う中で、行政としても周知活動を進めており、更なる啓発が必要との意見が交わされた。また、孤独・孤立問題に関しては、地域支援体制の構築の重要性が強調される一方、市民への意識向上が求められていることが浮き彫りにされた。
最終的に、新たな施策や具体的な取り組みが進行している中、地域における人と人とのつながりが孤独や社会的孤立を防ぐためのカギであることが再確認された。本市は今後も地域の力を生かした支援体制を整え、持続可能な地域社会の構築に努める姿勢が求められる。
以上のように、那須塩原市議会は多岐にわたる課題について真摯に向き合い、その解決策を模索している姿勢を示した。今後の進展に期待が寄せられる。