那須塩原市は、令和元年第5回定例会を開会した。
議会は、11月22日から12月12日までの21日間、様々な議案を審議する予定である。この会議では、市長提出の議案や、市政一般質問が行われる。市長の渡辺 美知太郎氏は、今回の定例会について「市民から信頼されるチーム議会を目指す」と述べ、積極的な議論を期待した。
提案されている議案の中には、今年発生した豪雨等に関する補正予算が含まれている。これにより、農地や農業用施設の災害復旧経費を賄うことを目的としている。具体的には、約1億8,906万6,000円が追加される見込みである。
また、委員会付託を経て偵察される議案が25件あり、特に注目を集めているのが、条例改正や人権擁護委員の推薦についてである。人権擁護委員については、退任予定の委員の後任者を推薦し、これは市民の基本的人権を保護する役割を担うものである。室井 英子氏が新たに推薦されている。
さらに、気候変動に関する対策局の新設や、農業に影響を及ぼす気候変動の事前対策についても議論が進んでいる。「サスティナブルなまちづくり」に向けた具体的な策も掲げられており、地域の活性化が計画されている。
頑健な議論がなされることが期待されている市議会。今後の進展に注目が集まっている。