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那須塩原市議会、補正予算や条例の審議開始

那須塩原市議会で補正予算やDX推進基金条例等について審議が行われ、予算案の増額が提案される。
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令和5年9月那須塩原市議会定例会議が開始され、主要な議案17件が提出された。今回の会議では、特に一般会計補正予算についての審議が注目されている。

市長の渡辺美知太郎氏は、ウィズコロナの時代における行政運営の重要性を強調した。補正予算第5号は、人事異動等に伴う人件費の過不足調整や喫緊の課題への対応に必要な経費を含むものである。歳入歳出それぞれ16億9,507万5,000円の増額を提案し、予算総額を537億9,479万3,000円にすることを目指している。

議案第83号、すなわち那須塩原市DX推進基金条例の制定についても重要なテーマとして取り上げられた。この条例の目的は、多様なデジタル改革を進めるための事業に必要な経費の財源を確保することだ。市長は「DXの推進が今後の那須塩原市にとって必要不可欠である」と述べ、その重要性を強調した。

また、令和4年度の決算についても審議された。歳入は573億4,005万3,270円、歳出は542億2,721万7,717円で、総じて31億1,283万5,553円の黒字が確保されていることが報告された。これにより、市は次年度に繰り越すべき財源として6億1,499万3,000円を差し引いた実質収支が24億9,784万2,553円となる。

議会では、愛好家の声として「市民の意見を尊重した予算編成を期待する」という意見が聞かれた。一方で、過去漠然とした使い道であった補正予算の透明性や市民への説明責任も、今後の会議では注視すべきポイントになることが示唆されている。

市長の挨拶では、午前中に行われるイベントに触れ、牛乳の日を前倒しで祝うことも報告された。これにより地域の農畜産業にも焦点を当て、市民へPRを行うことの重要性を訴えた。さらに、震災からの学びを深め、BCP(事業継続計画)の重要性も述べられた。

この日の会議を通じて、議会は市の財政状況や将来の施策に関する疑問を提起する場となり、その議論は今後の那須塩原市の発展へ大きな影響を与えることが期待されている。

議会開催日
議会名令和5年9月那須塩原市議会定例会議
議事録
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