令和2年第1回那須塩原市議会定例会が3月5日に開催され、市政一般質問が行われた。議員たちは地域の重要な課題に関して活発な議論を展開し、中小零細企業の支援策、防犯対策、水不足解消への取り組みが焦点となった。
特に山形紀弘議員は、本市における市内の中小零細企業に対するサポートや、防犯についての議論を引き出した。市長の渡辺美知太郎氏は、中小零細企業に関して、経済情勢の厳しさや失業の増加といった現状を踏まえた施策を強調した。彼は「中小零細企業は地域経済の支柱であり、支援が必要だ」と発言した。
水不足については、具体的な解決策に向け、市役所の取り組みが求められ、生活用水の不足の際の対応策や農業用水枯渇時における支援についても意見が交わされた。市民の生活を守るための水資源管理の重要性が改めて認識された。
また、健康課題を抱える児童生徒への支援についても議論があり、森本彰伸議員は「健康問題がいじめや虐待に繋がる」と警鐘を鳴らし、有効な支援策を模索するように要請した。教育長の大宮司敏夫氏は、学校で行われている健康診断の重要性をしっかりと示した。
さらに、ひきこもりへの対策についても言及があり、多様な支援策が必要であることが強調された。この世代の方々が抱える課題や長期化する問題への対応が求められている中、具体的な方策や地方行政としての取り組みが期待される。