那須塩原市議会は、令和5年度に向けた様々な議案を審議し、重要な決定を下した。
特に、令和5年度一般会計予算が可決され、その総額は503億円となっている。
今後5年間の市の方針を示す「第2次那須塩原市総合計画後期基本計画」に基づき、予算が編成されたという。
この中で、市長の渡辺美知太郎氏は市政運営における施策の意義を強調した。
また、低所得者に対する介護保険料の軽減強化についても重要な議案の一つで、
具体的な内容は、現行の軽減内容を引き続き令和5年度に適用する方向で進められる。
これにより、市民の生活をサポートし、平等な社会の実現を目指す意図があるという。
令和5年度の国民健康保険特別会計予算についても、総額は121億9,168万8,000円とされ、
前年度と比べて減少していることが確認された。これは、医療給付費や保健事業費の見直しによるもので、今後の運営には注意が必要である。
加えて、新庁舎建設に関する基本計画も可決され、
その内容には新たな施設の特徴や必要な整備方針が盛り込まれている。
この新庁舎の建設は、市の機能改善や市民サービスの向上に寄与すると期待される。
市議会では、また、様々な公益事業のための予算計上や新しい条例の制定も議題となり、
それらの多くは地域社会を支えるための基盤整備を目指したものである。
議会は全体の意思決定を経て、これらの議案を了承し、
今後、具体的な施策の実行に向けたスケジュールも策定される運びとなる。
市長は「今後も市民の安全安心を最優先し、持続可能なまちづくりを進めていく」と述べた。