令和5年7月21日、那須塩原市議会臨時会議が開催され、財産の取得に関する議案が可決された。
市長の渡辺美知太郎氏は、臨時会議において消防施設整備に基づく消防ポンプ自動車の取得を提案した。
今回の提案は、消防ポンプ自動車を更新するもので、総勢7台の車両が新たに導入される計画である。これらは、黒磯、西那須、塩原の各支団に配備される。
議案は第71号から第73号までの3件であり、すべて可決された。議案第71号は、黒磯支団に配置する消防ポンプ自動車3台の取得である。
入札の結果、合資会社渡辺商店と契約が締結される。
議案第72号は、西那須野支団に配置する消防ポンプ自動車2台の取得についてである。こちらは株式会社モリタ東京支店との契約となる予定だ。
さらに、議案第73号は塩原支団に配置する消防ポンプ自動車2台の取得で、ジーエムいちはら工業株式会社と契約する旨が述べられている。これにより、現場での消防活動の質が向上すると期待されている。
議会では、出席議員がこれに賛同し、質疑も交わされた。鈴木伸彦議員は、消防車両の現状や性能について質問し、現在の車両台数や性能の違いについて議論が行われた。
総務部長の後藤修氏は、各支団の車両台数は黒磯支団が43台、西那須野支団が13台、塩原支団が18台、合わせて74台であると提言した。
また、議案に対する質疑では、性能の進化や施工メーカーの選定について意見が交わされた。特に、LED照明の搭載や最新の装備に関する説明があり、議員たちからはその重要性が強調された。
最終的に全議案が可決され、市長は市民の安全のために新たな消防車両が必要であると述べた。新型コロナウイルスの影響で行事が減少する中、近日中に盆踊りや他の地域振興イベントが開催される予定も告知し、市民との交流を大切にしている意向を示した。また、地価の上昇など地域経済への期待も語られた。
議会では全議案の可決を受け、散会が宣言された。