令和4年5月19日に那須塩原市議会で臨時会議が開催された。
議会では、市長提出の8件の案件が上程された。これには、新型コロナウイルスの影響に対処するための国民健康保険税と介護保険の条例改正が含まれていた。特に、収入減の影響を考慮し、双方の税減免期間を1年延長すると報告された。
副市長の亀井雄氏は、国民健康保険特別会計補正予算について説明した。詳細として、予算総額に変更はなく、県支出金と繰入金の調整が行われるという内容であった。議案第42号と第43号の両方が可決され、新型コロナ対策が引き続き強化されることとなった。
渡辺美知太郎市長は、ワクチン接種についても言及した。市内では若年層を中心に62%が3回目の接種を完了しているとのこと。その結果、那須塩原市の接種率は県内、全国ともに高い水準にあると強調した。今後の市民活動や経済活動の再開に向けて、イベントも徐々に実施される。
さらに、議案には契約の締結に関わる内容もあり、三島小学校の校舎改修契約についても無事に可決された。これにより教育環境の向上へ向けた取り組みが進んでいくという。市の教育施設長寿命化計画に基づく、重要な施策として位置づけられている。
また、議会の基本条例の一部改正が発議され、即決扱いで可決された。各議題に対して質疑や討論は特に行われず、スムーズに審議が進んだ様子が浮かび上がる。
最後に、市長は散会の際にも市民や議員への感謝の意を表し、これからの施策への期待を述べた。市議会は必要な決議を全て可決し、午後1時55分に散会となった。