那須塩原市議会の令和3年6月定例会が開催され、様々な議論が交わされた。
この日の議題には、金子哲也議員が取り上げた市道南郷屋・睦420号線の危険な状況が含まれた。金子議員は、選挙期間中に住民から寄せられた不安の声を基に、早急な対応を求めた。建設部長・関孝男氏は、交通量の多い部分を拡幅する計画を説明し、令和4年度の工事開始を予定していると述べた。
また、議会では三和住宅にしなすのスポーツプラザ内のヒマラヤ杉問題も取り上げられた。金子議員は同杉が見た目を損ない、市民に悪影響を及ぼすと指摘した。教育部長・後藤修氏はヒマラヤ杉の伐採に向けた方針を明らかにし、景観の重要性を訴えた。
さらに、森本彰伸議員が行った那須塩原市の英語教育については、全小中学校へのALTの配置状況や課題が問われた。教育長・月井祐二氏は、コロナ禍における英語教育の変化に触れながら、今後も多様な取り組みを進めると強調した。
そのほか、市のシニアセンター及び元気アップデイサービスに関する議論も行われ、高齢者向けのサービスの充実が求められた。
最後に、議会では黒磯駅周辺地区都市再生整備計画の進捗状況も話題に上がった。事業は当初の計画通りに進んでおり、今後も地域の活性化のための活動が継続される見通しだ。議員たちは市民との連携や意見交換の重要性を再確認し、次代へのまちづくりの実現を目指す意欲を示した。