令和4年12月の那須塩原市議会において、市政に関する重要な議論が行われた。
特に、特定外来生物の対策について益子丈弘議員が質問し、市長の渡辺美知太郎氏がその重要性を強調した。特定外来生物がもたらす生態系への影響は深刻で、平成17年に施行された外来生物法に基づき、絶えずその対応が求められている。市長は、外来生物に対する取り組みとして、早期発見や早期対応の重要性を述べた。さらに、ウチダザリガニやオオクチバスといった外来種についても、影響の少なさを報告したが、油断してはならないという警告も忘れなかった。
次に、物価高騰対策についても多くの議員から質問があった。山形紀弘議員は、物価高騰が生活に与える影響を懸念し、企画部長は国際的な要因に起因する物価の上昇を指摘した。現在、市では生活者向けの商品券や支援金の配布を行っており、また、省エネ家電購入のための補助も実施されている。市長は、国の財政支援などを活用しながら、地域の実情に応じたあと今後も支援策を広げていく意向を示した。
市の子育て支援策については、鈴木秀信議員が質問を行った。市長は、妊娠・出産時の経済的負担を軽減するための施策を整えており、高校生まで医療費を無料にすることを提案した。また、ゼロから2歳児への支援も行っており、子育てにおける経済的負担の軽減を目指していると述べた。