令和6年3月定例会議では、那須塩原市における重要な課題が議論された。
まず、小島耕一議員は人手不足の対策について質問し、特に各業界、特に市役所や介護業界における現状について触れた。市役所では843人の正職員が在籍しながらも、人材確保に苦慮しており、追加募集を行ったとのべた。市長の渡辺美知太郎氏は、DX技術の導入や職場環境の改善が必要であると強調した。
また、市内での祭りの検討状況についても話題となり、来年度の市民自らが楽しむ祭りが求められていることが明らかになった。特に西那須野ふれあいまつりや那須野巻狩まつりなど、地域のイベント復活に向けた動きが進められている。
3番目のテーマには、「那須塩原市子ども・子育て夢基金」が取り上げられ、経済的負担軽減の観点から、その活用方法について市側の説明がなされた。市長は、地域での子育て支援活動や子供食堂の運営といった、具体的な効果も示した。また、インクルーシブ遊具の設置が計画されており、地域の子どもたちにとって、より良い環境づくりが期待されている。
さらに、外国人住民へのサポートについては、2627人の外国人が市内に居住しており、生活上の支援状況が確認された。しかしながら、彼らが直面する言語の壁を解消するための日本語教室の整備と市役所の相談窓口の重要性が指摘され、その充実が求められている。