令和4年12月、那須塩原市議会定例会議が開催され、重要な議案がいくつも審議された。
本会議では、令和4年度の一般会計補正予算案について市長の提案があり、議会はその内容を承認した。特に、市長の渡辺美知太郎氏は「原油価格・物価高騰への対応が必要である」と強調した。また、同会議において、同意第5号として人権擁護委員の候補者推薦についても議論され、この件に関しては市長の推薦した室井英子氏が再任されることが決定された。
続く質疑において、出席した議員の中から「市民の生活に密接に関わる予算案を十分に活かすことが重要である」との意見が寄せられ、質疑応答を経て予算案は可決となった。さらに、地方公務員法に基づく職員の給与規程や、様々な会計補正についても審議が行われ、各種法令に従った改正が実施されることとなった。
渡辺市長は、「私たちの政策が市民の生活を直接的に改善することを目的に取り組んで行く所存である」と述べ、地域経済や市民福祉の向上に向けた姿勢を見せた。
また、特に注目を集めたのが、那須塩原市とベトナム・カントー市との相互協力に関する協定の締結についての議案である。この協定は、観光や農業分野での交流を促進し、双方の発展を目指すものであり、未来志向の取り組みとして期待されている。