令和元年第3回那須塩原市議会定例会が6月28日に開催され、
多くの議案が審議され、可決された。
主な議題として議案第51号から第60号の提案があり、
「那須塩原市図書館条例」や「体育施設条例」の改正案が討議された。
この中で、特に図書館条例については、図書館の開館日が
令和2年7月1日と定められ、その準備状況が議員から質問を受けた。
「市営温泉事業条例」及び「温泉管理事業条例」に関しても、
改正の必要性が強調された。
また、環境に関連した議案でも「下水道条例」や「水道給水条例」の
a一部改正が挙げられ、消費税の税率変更に伴う料金改訂が話題となった。
議案の中には、消防自動車の取得や、賃貸契約の締結に関するものも含まれ、
市の安全対策に寄与する重要な案件として議論された。
続けて、令和元年度一般会計補正予算(第2号)に関する議案も可決され、
これにより市の財政基盤の強化を図る方針が示された。
特に重視されたのは、子ども・子育て支援法の改正に伴う
教育・保育事業の無償化を実現するための条例改正である。
市長の渡辺美知太郎氏は、主な施策として
「子どもたちが地域を担う環境作り」を目指すことを述べ、
市民との意見交換を促し、政策の透明性を高める姿勢を示した。
このほか、市内で発生した事故における損害賠償に関する報告も行われ、
市が責任を持って対応する姿勢が見られた。
特に、精神障害者の医療費助成の適用に関する意見書も採択され、
市民の声が行政に反映されることを目指した。
会議は議題が全て終了し、次の市政懇談会の開催予定も伝えられた。
市長は、市民の意見を直接聞くための重要な機会であると強調し、
引き続き市政運営に努めていく姿勢を示した。