令和6年3月の那須塩原市議会定例会議では、令和6年度の予算案が中心的な議題であった。
市長の渡辺美知太郎氏は挨拶の中で、今年度の活動を振り返り、特に昨年5月の新型コロナウイルス感染症が5類相当となったことを挙げ、人流の回復を強調した。
加えて、台湾訪問による日本の農産品への高い需要を感じると同時に、ベトナムとの覚書の交わしもあったことを述べ、
「人材交流を活発化させ、現在の人手不足に対応したい」と話した。
また、議題として令和6年度一般会計予算案の総額は540億円であり、前年の37億円増、7.4%のプラスになることも伝えた。
そのほか、令和6年度の国民健康保険特別会計予算は118億5,715万7,000円で、前年よりも減少し、介護保険特別会計予算は85億2,111万7,000円で3%の減少があると報告した。
市長は、今後も地方分散型社会への移行を目指し、地域循環型の経済推進に取り組むとの意向を示した。