令和元年6月7日、那須塩原市において第3回定例市議会が開会した。
この議会では、開会にあたり、市長の挨拶があり、議会運営委員長による会期および議案の取り扱いについての報告があった。
今回の議会では、特に人権擁護委員の候補者の推薦に関する議案や、令和元年度一般会計補正予算案の審議が中心である。
市長の渡辺美知太郎氏は、議会において提出された21件の議案について、誠心誠意対応すると強調した。また、4日に発生した市有バスの事故に関して、被害者へのお見舞いも述べた。
事故に際し「何ができるか」と考え続けていく姿勢が重要であるとし、議会の協力を呼びかけた。
議案の中で注目されるのは、令和元年度一般会計補正予算である。この予算案では、国の補正予算に伴う経費の増額に加え、特にプレミアム付商品券事業費の補助金を増加させる計画が示されている。これによって、地域経済の振興を図る狙いがあるようだ。
さらに、市営温泉事業や下水道条例に関する改正案も提出されている。特に、下水道条例の改正では、消費税法改正に伴い料金算定方法の見直しが行われる。
市会では市政一般質問も行われ、議員から出された様々な質問に対して市長が答弁し、地方自治法に基づく質疑応答が繰り広げられた。全体像としては、市民の声を反映しながら、住民生活の質の向上を目指す方針が見て取れる。
この定例会は6月28日まで開かれ、その間に各議案が審議される。議会の進行状況に注目が集まる中、議会運営委員会は迅速な審議を求めていく方針を示した。
今後の動向が期待され、特に市民生活に直結する議案が承認されるかが焦点となる。