令和3年9月16日、裾野市議会定例会が開催された。
市議会では、12件の議案が一括して議題に上がり、その審査結果に注目が集まった。
中でも、第55号議案である「裾野市特別職の職員の給与の特例に関する条例」では、総務委員会委員長の村田悠議員から詳細が報告された。市長の決意や施行時期に関して質疑が行われた結果、全会一致で可決された。この条例は、特別職の職員給与の特例措置に関する重要なものであり、ただちに実施されるとのことだった。
次に、第56号議案では個人情報保護に関する条例が改正された。岡本和枝議員が地方自治体間での個人情報の引き渡しに懸念を示したが、最終的には賛成多数で採択された。
第58号議案の裾野市児童館条例の一部改正に関しては、運営委託している北児童館が保育施設に転用されることになり、これに対する賛成と反対の意見があり、熱心な討論が繰り広げられた。最後には多数の議員が賛成し、可決された。
さらに、令和3年度裾野市一般会計の補正予算、国民健康保険特別会計の補正予算、介護保険特別会計の補正予算、企業版ふるさと納税の補正予算についても、それぞれ審査・討論が行われ、全ての議案が原案のとおり可決された。特に、予算決算委員会の中村純也議員は、これらの補正予算が市民の生活に直接的な影響を与えるものであると強調している。
結局、議会は円滑に進行し、様々な議案が全て全会一致で可決され、地元の重要な問題への対処が示された。議長の賀茂博美議員は、全ての審査に協力した議員や関係者に感謝の意を述べた後、会議は終了した。