令和5年2月定例会において、裾野市議会は数多くの議案を審議・可決した。
議事の中心は、令和5年度の一般会計予算に関する議案だ。
当該予算案には、生活基盤や教育、福祉施策、環境対策など幅広く充実した内容が含まれる。
特に、一般会計予算は市民への重要なサービスの財源となるため、議会内での議論が活発となった。
予算決算委員会の井出悟委員長は、審査経過を詳述し、各分科会の審議内容を共有した。
総務部の取り組みでは、行財政構造改革に基づき、効率的な事業運営や新たな収入源の確保が常に議論されている。
また、行財政改革を進める中で投資効果の高い事業を優先する姿勢も示された。
岡本和枝議員は一般会計予算に反対する討論を行い、様々な問題点を指摘した。
特に会計年度任用職員の不安定な雇用状況を挙げ、その解決に向けた制度改革の必要性を訴えた。
この他にも、廃棄物収集運搬の業務委託が事業者の競争の不十分さを招くとし、市民の利益が守られていないのではないかとの意見もあった。
一方、大橋勝彦議員は同じ予算案に賛成の立場から、自身が初めて従事した予算審査での見解を具体的に述べ、将来への投資が重要視されていることを強調した。
さらには、幼児教育の充実や教育環境の改善に向けた新たな取り組みについても具体的な施策に言及し、期待が寄せられた。
結果として、大部分の議案に賛成する形で可決され、特に一般会計予算案は賛成多数で可決された。
一般会計予算の可決により、引き続き市民の福祉や教育、地域の活性化に寄与する施策が実行される見込みである。